2025年11月26日更新
11月21日(金)井原市中央公民館の講座に伺いました!
井原市中央公民館では、市内の65歳以上の方を対象に、積極的な学びや交流を通じて参加者が地域との結びつきを深め、生涯学習の促進を目的とした「井原市寿大学院」という講座を、44年間にわたり開催しています。
今回は今年度7回目の講座として、平櫛田中美術館を会場に、「人間・平櫛田中の魅力」という講座が行われ、79名の方が参加されました。参加者は2組に分かれ、学芸員の講義を通じて作品だけでなく平櫛田中の人としての魅力に触れたり、学芸員の説明を聞きながら実際に「鏡獅子」などの作品を興味深く鑑賞し、感想を語り合ったりしていました。
長年参加されている方は、
「今の年齢になってくると自ら学ぶ機会が少ない。寿大学院に参加することで、自分なりに考えたり、これまでのことを振り返ったりできるのが魅力です。」
「いろいろなジャンルの学びを体験できるし、一緒に参加している人とのつながりができるのがうれしい。」
と、うれしそうに語っていました。
受講者でもある今年度の運営委員長の方は、
「今日の講座でも、学芸員のお話を聞いたからこそ、今まで何気なく見ていたものに興味が湧いて、関心が深まったと思います。」
「初めて参加される方もおられて、受付でお声がけをするとすごく喜んでくださるのが嬉しいです。」
と、笑顔で教えてくれました。
井原市中央公民館では、毎年マンネリ化を打破するために講師や内容、広報活動などを工夫しながら、生涯学習を通じて高齢者が生きがいを感じられる地域づくりに取り組んでいます。参加者の方が月に1回の講座での学びや出会いを楽しみにされており、嬉々とした表情で集まって来られる姿が印象的でした。
県公連は、みなさんとともに県内の公民館活動の充実に向けて取り組んでいきます。
ぜひ、みなさんの館のおすすめの講座をご紹介ください。

