2019年5月22日更新
・院生は、公民館職員との話し合いや地域の会合へ出席し、公民館講座の一部を担うなど、地域の現状把握や関
係づくりを図った。
・話し合いを重ねる中で、様々な課題解決の根本となっている「住民の地域課題解決への主体的な参画」を目標 に、右図に示すような段階的な意識・思いの変容が住民に生まれることを目指して取り組んだ。
・1回目のワークショップでは、地域の良い点や課題点をテーマ別に分類するとともに、地域に対する願いや理
想を出し合い、まずは「何」について取り組んでいきたいか住民の間での共通理解を図った。その結果、「多世
代交流」というキーワードが浮かび上がった。
・2回目のワークショップでは、「多世代交流」に向けた具体的なプランを考えた。院生がいくつかのプランを
提案し、その案を骨格に、地域の現状を踏まえた住民の意見が加わり「光南台らしさ」あふれるプランになって
いった。
・「光南台地区多世代ふれあいイベント」の実行に向けて、地域住民からメンバーを作って、委員による話合い
や試行を行った。
◆取組を通して、地域住民の側からの積極的な意見や発言がみられるようになり、自分たちでも「つながり」を
作って「団結」すれば、いろいろな活動ができるんだ!という「自信」と「やる気」が住民に芽生え始めてきて
いる。
・公民館で住民主体の取組を継続的に行い、それぞれの住民が「達成感」を積み重ねることにより、地域住民が自分たちの力で地域課題の解決に取り組んでいけるようにしていきたい。
・大学生という元気な若者が汗水流して取り組んでいる姿に、住民の心が動き始めている。地域にしがらみのない院生が関わることは、新たな視点で地域に提案できる強みがあると感じる。